DENON DP-50L修理 |
電源が入った状態でカチカチと音がする。
スタートレバーを引いてレコードをかけてもすぐアームが上がってしまい、
またターンテーブルも止まってしまう。
レコードを聴くことが出来なくなってしまった。
原因を調べてみると、写真①にある電磁石がカチカチいっている。
電流が流れたり、止まったりを繰り返している。
電圧を測ると10V程度。
電磁石の故障かと思ったが、どうも電磁石のスイッチ入れるとこが
怪しい。
写真①の線をはずして、赤、白の線にテスターを当てて電圧測定
やはり、電圧が上がったり下がったりの繰り返し。
写真②
アームの軸受け部を見て見ると、カバーに隠れてLEDが光っている、
カバーはアームが中心に進むとLEDが露出するようになっている。
LEDの反対側にはCdsがある。
Cdsの抵抗値を計ってみると、光が当ってなくても、抵抗値が下がったり
している。
故障の原因は、Cdsの不良か?
写真③
軸受け部をバラしたところ。
写真④
Cds交換。
たまたま、エレキットのリレー付き光センサというキットが手元にあった。
10年以上前に、なにか作ろうと思って秋葉原で買ってきたものだ。
その中に、Cdsが入っていたので、Cdsを交換してみた。
Cdsを交換すると、光が当ると抵抗値下がり、光が当らないと抵抗値が
あがる。正常動作だ。
Cdsを交換して組直す。
スタートレバー引いて手でアームをターンテーブルの中心に近づけると
レバーがストップの位置に戻りアームリフターが上がりターンテーブルの回転
が止まった。
それでも、レコードを掛けて見ると、アームが上がるときと、上がらない
ときがある。
比べると、レコードの終わりが中心に近いものが、うまくアームが上がらない。
長い演奏時間のものがうまくいかない。
写真③にある右下に写っているLED露出位置微調整で、カバーがどこまで動いた
ときにLEDが露出し、Cdsが反応するようになるか微調整。
これで、うまくいくか課題だ。バラす前に最初の位置の印を付けておけばよかった。
なかなか、うまくいかないのでLEDを交換してみた。
秋葉原の秋月電子のWebサイトで赤色のLEDを購入10本で100円。
取り替えて見ると、今まで付いていたLEDと比べると、とても明るい。
LEDの劣化で光度が落ちていたのか?
LEDを交換して、レコード演奏の終わりの位置を微調整すると、レコード
演奏終わりには、アームが上がってターンテーブルも停止する。
なんとか修理成功。
秋月電子で買ったもの。
赤色LED 3mmΦ 10本 100円
高光度赤色LED 3mmΦ10本 200円
CDSセル 11mm 2個 300円
心配なのでこれだけ買っておきました。
アームリフトも動くようになったDP-50L
これで、レコード聴きながら寝てしまっても安心。
聴きながら寝てしまうので、オートアームリフトアップのターンテーブル
が欲しいわけです。
Cdsの抵抗チェックですが、プレーヤーの電源ONの状態で計測するのですか?